漫画「GIGANT(ギガント)」の魅力や面白さについて

橙的に面白いと思ったポイント

最初に管理者がこの作品を面白いと思ったポイントを紹介します。

・奥浩哉先生の過去の作品紹介。

・作中の戦いが奇抜でおもしろい。

・話の終盤ぐらいまで謎が多い。

・最後までワクワクさせてくれる。

1巻のあらすじ

この漫画はセクシー女優パピコことヨハンソン ちほと、パピコのファンである横山田 零が出会うところから始まります。

零が自分の住んでいる街に「パピコが住んでいる!!」という貼り紙を見つけ、SNSでパピコのこと調べて、本当に住んでいるということ確認します。

そのことを知った零は大量に貼られた貼り紙を夜な夜な回収している最中、パピコことちほに出会い仲良くなっていきます。

二人が仲良くなっていたころ、この街に変な格好のおじさんが現れ、街中を徘徊していました。

ちほの買い物帰り、変な格好のおじさんが車にひかれている現場に遭遇し、ちほが助けようとするのですが、救援を呼ぶのをおじさんに止められ、ちほはおじさんに「時計サイズの機械」を右手に取り付けられます。

ある日、ちほは時計サイズの機械で自分の体が大きくなることを知り、その機械が何なのかを探るため、機械のことは話さず、おじさんの持っていた「DVD」を零に渡します。

零はちほに渡されたDVDを確認し、変な格好のおじさんがとある目的のためこの世界にやってきた人で、おじさんは自身の体を自由に大きくできるといった内容の自主製作映画なのではないかとちほに話します。

この話を聞いたちほは、右腕についた機械で自分も体の大きさを自由に大きくできるようになったことを、零に話します。

そんなことがあった数日後、二人の住んでいる街や周辺地域に汚物が降ってくるという現象が起こり、街中がプチパニックとなります。

この現象が「ETE(enjoy the end)」という投票形式のサイトで決まったことが現実となったと友人から教えられるが零は半信半疑でした。

それからETEを確認しだした零は、<イケメン俳優がマッパで新宿を走る><関東に震度5の地震>といったことが、ETEの投票後すぐに現実のものとなっていることを知り、零はETEがみんなの投票をもとに事件を起こしていることに核心を持ち始めます。

ちほの右腕につけられた機械は何なのか?

ETEとは何で、何の目的があって事件を起こしているのか?

変な格好をしたおじさんの正体とは?

橙がなぜ面白いと思ったのか

・奥浩哉先生の過去の作品紹介。

ちほがSNSで面白い漫画を教えてとつぶやいたのに対して、零が「いぬやしき」をおすすめしています。

ただ、ちほはいぬやしきを読んでいたらしく、別の作品として「GANTZ」をおおすすめしており、それと合わせていぬやしきのアニメがあることもさりげなく話していました。

いままで、漫画家さんが過去の作品を紹介する際は主人公が読んでいる漫画がその作品だったりとよく見ないと気づけないような方式が多かったように思います。

それが、作中の会話として作品名を出しているところが斬新で面白いなと思いました。

・作中の戦いが奇抜でおもしろい。

主人公のちほが自分の体を大きくできる能力を身に着けていることかが、ウ〇ト〇マンなんかのように大きくなって戦うことは想像できると思います。

ただ、本来の戦闘方法をちほが知るのは話の後半のほうで、前半は相手を素手で殴ったり、体のサイズを変えて、敵の内部に侵入し、そのまま大きくなって相手を内側から破壊するといった力任せな戦い方が主軸になっています。

力任せの戦いな上に、東京のど真ん中での戦闘ということもあり、倒壊した建物や敵に殺された人たちの責任を問われて、ちほが殺人罪などの罪に問われています。

今までの巨大ヒーローものではタブーとされていた、ヒーロー側の戦闘に対する責任について一石を投じているところが面白いと思いました。

・話の終盤ぐらいまで謎が多い。

初めのほうに仮説として、変な格好のおじさんや戦うべき敵の正体について出ては来るのですが、それ以外は話の本筋にそういったことの答えとなるような内容が出てこないストーリーになっています。

話の後半になって、やっとこさ本来の戦い方や変な格好のおじさんの正体、ETEを使って世界を終わらせようとしている敵の正体がわかるといった形になっています。

ゲームなど、進める目的や倒すべき相手が最初にわかっている作りのものが多い中、  ちょっと話の内容を見落とすと一体何の目的で戦っているのか、敵が誰なのかがわからなくなってしまうところが作品として面白いと思いました。

・最後までワクワクさせてくれる。

これだけ話していると、巨大ヒーローもので先頭の内容ばかりなのかと思われてしますでしょうが、主人公が女性と男性というところから、ラブストーリーとしてもしっかりと作りこまれています。

そのラブストーリーの要素が最後の最後で大きなどんでん返しの演出を作ってくれています。

正直な話、最後のところで感極まって泣いてしまうところでした。

感動したい人、スカッとしたい人のどちらにもお勧めできる作品です。

興味を持った方は一度、読んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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